政治と音楽の関わりとは?

政治と音楽は一見何のかかわりもないように感じますが、実はそうでもないのです。
ネット上でも、音楽の世界に政治を持ち込むことに反対している人が多く、そのことがメディアでも話題となっていました。
音楽に政治が関わることは悪いことなのか、そもそも音楽と政治の関係はどうあるべきなのかといった問題も浮上しています。
こと国家については、今までも多くの機会で問題になっていますよね。
オリンピックの壮行会で国家を歌わない選手に対して日本代表にはふさわしくないなどの発言がされたこともあります。
他にも、政党の党大会で国家を斉唱したり、音楽家と首相が会食をするなど音楽と政治の間にも深いかかわりがあることが分かります。
音楽と政治は、昔から関わりを持つことも多く、これは日本に限ったことではなく世界各国で見られることでもあります。
クラシック音楽については、政治との関わりなど内容に感じますが、
皇帝賛歌を作ったり、皇帝に捧げる曲や戦争の勝利を祝う楽曲も多く作られているのです。
これだけ、古くから音楽と政治は関わりをもっているのに、今になって音楽の世界に政治を持ち込むことが悪いと決めつけることは出来ないのです。
日本の音楽家も政治色の強い楽曲を作成していたこともあります。
2016年には、一部の政治家が演歌議連なるものを作り演歌の人気を政治家の集票につなげようとしたこともあります。
音楽と政治の関係を否定するような騒動は、最近になって強く言われるようになりました。
日本が安定した社会を失いつつある今、以前よりも多くの人が政治について関心を持つことで音楽との関わりに気づき始めたことがこの騒動の背景にあると言えるでしょう。