元号改正による経済効果はどのくらい?

5月から新元号「令和」の時代がスタートしました。
この新元号への改正による経済効果はどのくらいなのでしょうか。
関西大学の教授による経済効果の予想は、影響を与える範囲が広いことから、なかなか予測するのが難しいと言われています。
しかし、今回の元号改正による影響がプラスになることだけは分かっているようです。
経済アナリストの森永卓郎氏の予想では、ほとんど経済効果が得られないという見解です。
その理由としては、新元号の「令和」に関しては著作権がないので、、商品やサービスなどに「令和」の文字を使っても使用に関する費用は発生しないのです。
くまモンに関しても、著作権がなく熊本県庁に使用許可を得れば、グッズなどの作成に無料で使用できます。
くまモンの場合では、グッズの売り上げ額が1500億円ともいわれているので、その1割程度の売り上げだったと想定しても150億円程度だと森永氏は予想しています。
「令和」に関する直接の経済効果というよりも、「令和」にあやかったものが大きいと言われています。
令和元年を前面に押し出した、ブライダルプランやイベント、セールなどに関する経済効果が期待できます。
昭和から平成へと元号が変わった時には、自粛ムードだったものが今回の元号改正ではお祝いムード一色でした。
元号改正の時期も、ゴールデンウイークと重なり最大10連休だったことも、経済に大きな影響を与ると考えられるでしょう。
例年以上に慮強に出かける人も増え、多いに盛り上がりを見せることでしょう。
元号改正の経済効果に期待したいものです。