政治に関するニュースの問題について

最近は政治に関するニュースといえば、政治家の不祥事や失言問題さらには私生活のスキャンダルなどが騒がれるようになってきました。なぜこういった問題ばかりが取り上げられてしまうのかは疑問がありますが、それは私たち国民の意識の問題でもあるのです。
国会では本来国のためになることを討論し、国民生活をより良くするための改革を行う必要があります。ですが難しい討論や些細な決定事項はあまり国民に知られることは無く、なぜかあまり重要ではない部分だけがクローズアップされてしまうのです。例えば失言した国会議員に対して、なぜそんなことを言ったのかと追及する場面があります。発言の間違いばかりを責め続け、さらには進退問題にまで発展させようとするシーンが最近はよく見られます。本来であれば一度発言してしまったことは撤回することはできないので、今後どう理解していくかや行動していくかが問題になるはずです。それでもこういったシーンがニュース番組で何度も取り上げられ、それを見ている視聴者が面白いと感じてしまえば悪循環になってしまいます。
同じような追及が何度も行われ、新しく不祥事が明るみに出ればまた同じことの繰り返しとなり、本当の目的である国民のための活動が行われなくなってしまうのです。そうなれば一番困るのは国民なのですが、そう感じる前に興味がスキャンダルに向かってしまうのもしょうがないのかもしれません。そう感じるほど最近は想定外の行動を起こす国会議員が増えてきているからです。
一番いけないのはスキャンダルを起こす国会議員であり、議員としての活動をまっとうしてくれないことにあります。議員としての活動を十分に行っていれば、私生活で何をやってもいいということでもありません。国民が支払っている税金の中から活動費が出ている以上、それに見合った生活態度はとらなければなりません。少なくとも国民が理解できる範囲の中で節度ある行動が求められているのです。
最近は国会議員の不祥事が増えてきている傾向がありますが、こういったニュースばかりにしないためには国民がしっかり選挙で信頼できる議員を選出することも大切です。立候補するのは自由ですが選ぶのは選挙権を持つ国民であり、選ばれた議員たちが現在たくさんの問題を起こしているのも事実なのです。自分たちの生活をより良くするためにもしっかり日々のニュースに興味を持ち、正しい選択に繋げていくことが大切なのです。