政治に関する話はタブー?

知人や友人、家族と政治についての話をしたことがありますか?
政治は、生活に密接な関わりを持つものでありながら、日常会話の中で話題にされることは非常に少ないものです。
なぜ政治に関する話題は避けられてしまうのでしょうか。
まず理由の1つに、政治への関心が少ない人の増加が挙げられると思います。
政治的無関心」は、近年若者を中心に広がっているとされており、大きな問題となっています。
政治に興味が全くない人もいるでしょうし、興味はあるけどよく分からないという人もいるでしょう。
会話はお互いに興味のある話題でしか盛り上がりません。
政治に関する興味・知識のある者同士でしか、政治に関する会話は成り立たないのです。
次に、政治に関する話題は議論に発展しやすいという点が挙げられるでしょう。
人によって家庭環境や現在の状況も違いますし、もちろん考え方にも違いがあります。
親しい友人や家族であっても、支持する政党や思想が同じとは限りません。
そのため、厳しい議論になってしまったり、立ち場が対立してしまったりする場合があるのです。
実際に、政治について議論を交わすことに抵抗を示す人も少なくありませんし、考えの異なる人を執拗に攻撃したり、見下したりする人もいます。
これでは「政治の話を楽しむ」なんてことはできないでしょう。
このように、政治の話題を口にすることには様々なリスクがあります。
他人と意見交換をしたり、自分の意見を発信したりすることは、さらに政治について理解を深める助けとなります。
しかし、現状では政治に関する話題を持ち出すことは「タブー」と言わざるを得ません。