身近なところから政治を知ろう

日本の若者の政治離れが取り上げられることがしばしばありますが、果たして本当にそうなのでしょうか。
2013年の世界青年意識調査では、5か国比較でみると,政治に『関心がある』と回答した若者の割合は,日本(58.0%)が最も高く,アメリカ(54.5%),韓国(49.7%),フランス(42.6%),イギリス(33.2%)の順という結果が出ている。
日本においては、政治に参加するということと、政治に関心があることに差が生じているように思えます。
政治に参加する、つまり選挙に行くということで選挙権を持たない若者は、政治に参加できない意見を持たないという風潮がうかがえます。
こういった風潮が、若者の政治離れというイメージを増長させているのではなでしょうか。
しかし、実際に身近なところでは政治に関心を持つ若者は少なくありません。
たとえば、清掃活動やお祭りなどの活動に参加してみたり、ボランティア活動を通じて、地域とかかわることで政治に興味を持ったり、いつの間にか参加しているということもあるのです。
政治に興味を持つというよりは、生活に密着した視点、興味をもったものの先に政治とつながったというケースです。
政治と生活は密着しているということを、より自然な形で学ぶことができます。
政治と考えると身構えてしまいますが、私達の生活に視点を落として、よりよい暮らしていくためには何が必要か?を考えてみると、政治はより身近に感じることができます。
自然と参加していける方法こそ、私達の生活の中にあるのです