与党と野党の違い

政治を理解するのは、政治用語を理解しておくことも大切です。
ニュース番組などで政治の話題を取り上げた時によく聞くのが、「与党」と「野党」と言う言葉ですがきちんと理解している人はどのくらいいるでしょうか。
与党とは、政治に直接かかわっている党のことで、内閣を組織している政党でもあります。
与党になるためには、衆議院過半数以上の議席を得ることが絶対条件となっています。
一つの政党で過半数以上の議席を得ることが理想ではありますが、それができない場合には、考え方が同じ政党と協力して与党トなることも可能です。
連立与党という言葉を聞くこともあると思いますが、この連立与党こそが、複数の政党によってできた与党なのです。
与党の代表者は内閣総理大臣に指名することができ、政治の実権を握ることになります。
行政機関の最高責任者として直接政治を行うことができます。
これに対して野党は、政治に対して権力を直接行使することができません。
野党となっても、政治家であることには変わりないので、法律の整備など国会議員としての仕事は行うことができます。
野党の政党であっても、自分たちの目指す政治はあります。
しかしながら、その方針を実現させるためには、野党の賛成がない限り施行することはできません。
多くの政治家たちは与党になるべく、魅力あるマニフェストを提案してきます。
与党となる政党によっては国の方針も全く違ってくるので、選挙によって政治家を選ぶときにはしっかりと意見を聞いてどの人が政治家に相応しいのか見極める必要もあるのです。