外食よりもお得と噂の今年のおせち商戦

百貨店で毎年行われているおせち商戦。
松屋高島屋では、今月2日に報道陣向けの内覧会を開きました。
そごう・西武では、おせちに関する詳細を発表し、10月から税率が10%に上がる外食よりも、おせちのお得感を各社は主張。
松屋はお得で華やかに家族で楽しめることをテーマに、「松屋オリジナル和洋オードブルおせち二段重」5人前税込2万4840円と手頃な商品を展開するようです。
一方で、有名レストランが監修した高級おせちにも力を入れており、ザ・ペニンシュラ東京のシェフが手掛けた「和洋中三段重」は、4人前ほどで税込4万8600円となっています。
おせち約200点の平均の価格は2万7000円。
昨年よりも数千円ほど高い平均となったものの、外食よりはお得といった視点から強気な価格設定です。
高島屋でも同様に、外食よりも割安感をアピールした商品を展開しており、スーパーフードを使用した健康志向の商品やキャラクターものの商品を用意し、他店とおせちの差別化をしています。
そごう・西武では、家庭で作られたおせちと組み合わせながら食べられるように、小分けしたおせちを充実させているのが特徴。
昨年おせちを買わずに外食をした人や、自分でおせちを作るという層の顧客を開拓する戦略となっており、各社でおせち商戦は異なります。
有田焼などの器を使用しているごく一部の商品では、消費税率10%が適用されるので、8%でおせちを購入したい人は注意が必要となるでしょう。
税率が上がる今年は、どのようなおせちの戦いが繰り広げられ、売上が伸びるのかも見ものとなりますね。