韓国をホワイト国から除外するとどのような影響が出るのか?

日本は今月の頭に、「輸出貿易管理令の一部を改正する政令」を公布し、28日に発行しました。
これによって、韓国は日本における輸出手続きを簡略化できる優遇国である「グループA」(ホワイト国)から正式に除外されたのです。
改正されると、日本企業が韓国へ輸出する木材と食品以外のほぼすべての品目で日本の経済産業省が個別審査を求める権限を持つようになります。
これは、日韓関係に大きな影響を与えることになると予想されます。
特に観光産業への影響はとても大きく、訪日外国人観光客のおよそ3割を占めていた韓国人が大幅に減少しています。
また、日本の空港においても219年5月以降およそ40便が運航停止もしくは減便になったのです。
これは観光客の数が大幅に減少したことが要因だと言えるでしょう。
また、日本政府が掲げている訪日外国人観光客4000万人という目標の達成にも大きな影響を与えることになると予想されます。
韓国国内の企業においては、日本製品への依存度が高いこともあり、短期間で日本製品への依存体質から抜け出すことは難しいと考えられています。
そのため、「輸出貿易管理令の一部を改正する政令」は日韓両国に大きな影響を与えることが容易に想像できるのです。
このようなことを踏まえて、日韓両国は経済的な損失をいかに小さくするかということも考えていかなければいけない状況にあると言えます。
今後の両国の動向をチェックし、さらなる影響が出るのかどうか様子をうかがう必要があるでしょう。