増税が日本経済に与える影響とは?

いよいよ10月から消費税が10%に引き上げられました。
この増税によって日本の景気はどのように変化していくのでしょうか。
今回の増税は、平成26年4月に税率が8%になってから5年後の増税となります。
2%程度の増税ということで、前回よりも少ない増税幅ではありますが、日本以外の諸外国でも経済環境が厳しい状況にあることから増税後の景気が悪化するのではないかとみられています。
近年は、イギリスのEU離脱問題や中東情勢の悪化などの問題もあり日本経済がこうした問題をどう乗り切っていくのかにも注目が集まっています。
前回の増税は3%の増税でしたが、景気が回復傾向にあったことで先々も明るくなるのではないかとの期待の声もありました。
円安や株高、金融緩和、労働者の賃上げなどの対策によって企業も増収増益という結果になりましたよね。
しかし、増税後は消費の落ち込みが激しく思っていたような効果が得られなかったことも確かです。
今回の増税は、将来の不安を減らすことが一番の目的となっています。
前回の増税のように増税後の落ち込みを減らすために軽減税率の導入、キャッシュレス決済のポイント還元策などの対策も打ち出しています。
2%の増税ということで駆け込み需要は前回よりも少ないようですが、これはそもそもの消費が少ないことの方が大きいと思われています。
景気が悪い中での今回の増税はどのような効果が現れるのでしょうか。
増税によって、国民が安心して暮らすことのできる社会になればと願っています。